【s5 剣盾ダブル】ドラパピッピ(INC最終1836)
はじめに
こんばんは、cobaltです。
今回はINC Aprilで最終レート1836を達成した構築の詳細と選出や立ち回りなどを紹介していこうと思います。
レンタルチーム
0000.0005.GY46.JM
戦績
・INC最終レート1836(29勝6敗) 勝率82.8%
・ダブルバトル12位(46勝9敗) 勝率83.6%
ペニーワイズ(@kyudo1999)
・ダブルバトル1位(4月16日〜4月30日)
構築経緯
前回のINCの反省を踏まえ、安定して勝てる構築とはなんだろうと考えた。そのヒントを得るためにINC上位の構築を眺めていたところ、共通点を見つけることができました。
INC上位構築の共通点としては
①苦手な構築が少ない
②プレイングミス+選出ミスをできるだけ減らすために強力な基本選出と詰め筋がある
③できるだけ命中率の高いポケモンで固めることで運負けを減らしている
④環境上位の構築にはあらかじめ選出が決まっている
などが挙げられ、この条件を満たせる構築を考えたところ、自分が思いつく限りではカ・エールさんの構築しかないと思ったので、この構築を軸にして構築を組み始めました。
シーズン4環境でカ・エールさんの構築を活躍させるためには、INC feb終了後に新しく追加されたポケモンの対策を考える必要があると感じました。
新たに追加されたポケモンの中で使用率ランキング上位に入ったポケモンはラプラス、フシギバナ、ガオガエンの3体で、この中でも特性葉緑素の効果でドラパルトの上からねむりごなを打つことができるフシギバナと高耐久+オーロラベールで簡単に突破することができないラプラスが重いと感じ、この2体の対策を練ることにしました。
まず、害悪ポケモンであるフシギバナの対策として有効なポケモンとして、特性を無効にできるガラルマタドガスが強そう(?)に思えたのでこのポケモンを使うことにしました。
ガラルマタドガスを有効活用するにはどうすれば良いのか考えたところ、スカーフぶんまわすでドラパルトの弱点保険を発動させるのが強いのではないかと思い、このギミックを採用しました。
この並び+動きの強い点は天候系の特性(日照り雨降し)の効果を発動させることなく、ドラパルトを暴れさせることができるところ、ミミッキュなどと違い襷を潰しながら弱点保険を発動させることができるところです(例:コータス+フシギバナは特性が発動していればドラパルトの上からねむりごなを打つことができますが、マタドガスの特性で無効化することにより先にぶんまわすダイジェットを打てます)
最初に出来たのがこの構築です。
シーズン4の最終日にサブロムで使い22連勝+最高10位を達成することができました。
しかし、この構築には弱点があり、それはラプラスに勝てるポケモンがいないということです(1桁チャレンジはラプラス入りの構築に負けた)。
ラプラス入り以外にはこの6体の並びで勝てていたので、できるだけ並びは変えずにラプラスの対策をしたいと考えました。そこで思いついたのが、ダイアースでナットレイの耐久を上げながら宿り木と食べ残しで詰ませる立ち回りです。この立ち回りをするために地面技を覚えないアシレーヌをミロカロスに変えました。
そして出来たのがこの構築です。
一応ここで特徴的な技の採用理由について説明します。
・ドラパルトの逆鱗
弱点保険発動後にダイマックスリザードンを乱数93.7%で落とせる。リザードンを落とせるか落とせないかの違いはかなり大きいと感じたためドラゴンアローを切ってまで採用。
・マタドガスの黒い霧
カビゴン対策に採用。
・マタドガスのオーバーヒート
ガラルヒヒダルマ対策に採用。
水ロトムなどのミロカロスから打点がないポケモンに大ダメージを与えることができ、ダイマックスを切らなかった場合でもこの技を入れることで役割を持てると感じたため採用。
・ナットレイの鉄壁
対ラプラス構築によく入っているローブシンやガオガエンに打ち勝つために採用。
この構築を使っていて感じたのは、ミミッキュでトリックルーム+味方影撃ちをする回数が減りミミッキュの採用理由が薄れてきたこと(トリックルームをしたいエルフジュラに対してはしなくても対応可能。弱点保険はぶんまわすで既に発動しているので味方影撃ちをする意味がない)
相手の耐久ドラパルトを上から攻撃するためにドラパルトは最速にしたいということです。
最速ドラパルトとの相性が良く手助けができるポケモンを探していたところ、ピッピがいたのでこのポケモンをミミッキュの変わりに採用しました。ピッピを採用するメリットとして、フレンドガードの効果があるので、ドラパルトの耐久に努力値を割く必要がなく(相手のドラパルトの攻撃を耐える調整)ASに振り切ることができる点です。
最速ドラパルトにしたことでぶんまわす弱点保険コンボが使えなくなり、マタドガス以外でフシギバナ入りの晴れパに強く出れるポケモンを探す必要がありました。自分がリザバナドサイドンをランクマッチで使っていたときに負ける要因になっていたポケモンを入れれば良いのではと考え、それがバンギラスだったので、このポケモンを入れて構築を完成させることができました。
構築紹介
ドラパルト(Dragapult)
持ち物:命の珠(Life Orb)
特性:クリアボディ(Clear Body)
性格:陽気(Jolly)
努力値:163-172(252)-96(4)-108-95-213(252)
技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/ダイビング/空飛
(Dragon Darts/Phantom Force/Dive/Fly)
S:最速
バンギラス(Tyranitar)
持ち物:拘りスカーフ(Choice Scarf)
特性:砂嵐(Sand Stream)
性格:意地っ張り(Adamant)
努力値:175-204(252)-130-×-121(4)-113(252)
技構成:岩雪崩/噛み砕く/馬鹿力/電磁波
(Rock Slide/Crunch/Superpower/Thunder Wave)
ウインディ(Arcanine)
持ち物:拘り鉢巻(Choice Band)
特性:威嚇(Intimidate)
性格:陽気(Jolly)
努力値:165-162(252)-100-×-101(4)-161(252)
技構成:フレドラ/ワイボ/インファ/神速
(Flare Blitz/Wild Charge/Close Combat/Extreme Speed)
S:最速
ミロカロス(Milotic)
持ち物: 突撃チョッキ(Assault Vest)
特性:勝気(Competitive)
性格:控えめ(Modest)
努力値:201(244)-x-99-163(228)-150(36)-101
技構成:濁流/マッドショット/吹雪/ミラーコート
(Muddy Water/Mud Shot/Blizzard/Mirror Coat)
C:手助け込みダイアースで290-70ジュラルドンを確1
HD:C172ロトムの手助けダイサンダー(威力130)を確定耐え
ナットレイ(Ferrothorn)
持ち物:食べ残し(Leftovers)
特性:鉄の棘(Iron Barbs)
性格:呑気(Relaxed)
努力値:181(252)-114-190(172)-×-147(84)-20
技構成:宿り木/鉄壁/ボディプレス/守る
(Leech Seed/Iron Defense/Body Press/Protect
HB:b+2でA211ガラルヒヒダルマのフレドラ確定耐え
D:食べ残し込みでC150ラプラスのダイアイス(威力140)を99.7%で2耐え
ピッピ(Clefairy)
持ち物:進化の奇跡(Eviolite)
特性:フレンドガード(Friend Guard)
性格:呑気(Relaxed)
努力値:177(252)-×-110(252)-×-86(4)-36
技構成:この指/手助け/ねがいごと/守る
(Follow Me/Helping Hand/Wish/Protect)
HB:A172ドラパルトの手助け珠ダイホロウ(威力130)を最高乱数以外耐え
選出
1.基本選出
先発
後発
ドラパピッピウインナットの並びは、相手の構築に対して不利を取ることが少なく安定して勝てるため、選出に困ったときは基本的にこの選出をしていました。
2.対ドラパセキタンザン
先発
後発
セキタンザンを倒してしまえば鉄壁ナットレイで詰めれるのでそこを意識して立ち回ります。
動かし方としては、初手はダイストリーム守る。これが通れば鉄壁ナットレイで詰めて勝ち、通らなかった場合でもセキタンザンは物理型が多いため、ピッピのこの指止まれなどでナットレイをサポートしながら鉄壁を積んで勝ちです。
ちなみにINCではドラパルトのダイストリームを読まれなかったため簡単に勝つことができました。
3.対リザバナ
先発
後発
・相手の先発がリザードンヒヒダルマの場合(後発フシギバナキュウコン)
ピッピはこの指止まれ、バンギラスは岩雪崩を選択しリザードンとヒヒダルマを倒す。ダイマックスが残っているのと数的有利を取れているので基本的に勝ち。
・相手の先発がヒヒダルマサマヨールの場合(後発ドサイドン@1)
ピッピが倒されてしまうと負けなので、願い事や守るを選択し場に居座り続けられるようにすること、バンギラスはヒヒダルマを倒さないようにすることを意識して立ち回ることが重要です。
ヒヒダルマを倒さないようにする理由は、ドサイドンを出される前にトリックルームターンを消費しておきたいからです。
4.対バンドリキッス
先発
後発
基本的にダイマックスを温存しながら戦い、最終的にドラパルトをダイマックスさせて一掃することを理想として立ち回ります。
・相手の先発がバンギラスドリュウズの場合(後発トゲキッス@1)
両引きから高耐久ポケモンであるピッピナットレイを出してドリュウズorバンギラスのダイマックスターンを守るやこの指止まれを上手く使い消費させていきます。ダイマックスターンが終わった後は鉄壁ナットレイかダイマックスドラパルトで詰めて勝ちです。また、鉄壁ナットレイで詰める場合はトゲキッスとドラパルトに気をつける必要があります。炎技を持っていそうなポケモンはドラパルトやウインディで処理していくことが大切です。
5.対ドラパキッス
先発
後発
手助けダイホロウで1体ずつ確実に倒していきます。耐久振りドラパルトが多いので上からダイホロウでダイマックスドラパルトを倒してそのまま勝った試合が多かったです。
6.対ラプガエン
先発
後発
基本的にナットレイの防御4段階(鉄壁2回)+特防2段階(ダイアース2回)上昇させれば勝ちなので、この指止まれや威嚇でサポートしながら立ち回ります。初手はピッピのこの指止まれで確実に鉄壁を積める体制を作ります。ピッピが倒れた後はミロカロスを出しダイアースで特殊耐久を上げナットレイで詰めて勝ちです。
7.対エルフジュラ
先発
後発
初手ピッピ守る、ミロカロスはダイアイスでエルフーンを倒します(ピッピに集中攻撃をしている場合が多いので無償で突破できる)。その後は手助けダイアースでダイマックスジュラルドンを倒しミロカロスとナットレイ、ウインディの3体で残りのポケモンを倒して勝ちです。
おわりに
ご質問等がありましたら
cobalt(@cobalt_poke1234)までご連絡ください。
参考記事
1.カ・エールさんのブログ
(https://hiromoti.hatenablog.com/entry/2020/03/06/152450)
2.SNOWさんのブログ
(http://snow-pokepoke.hatenablog.com/)
3.バルドルさんのブログ
(https://barudoru.hatenablog.com/)
4.ポケモンスイッチ攻略PRESS
(https://osomatsusan.hatenablog.com/)
5.リバティノート
(https://liberty-note.com/category/double-battle/)